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wat 二階堂の住宅

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主要用途:住宅
所在地 :神奈川県鎌倉市
敷地面積:103.18㎡
延床面積:81.64㎡
規模  :地上2階
構造  :木造
設計担当:中山剛 岡田秀吉
構造設計:-
設備設計:-
設計期間:2014.08-2014.11
施工期間:2014.12-2015.04

鎌倉駅から少し離れた森に囲まれた静かな住宅地に計画した夫婦と小さな子供2人のための住宅である。敷地面積が約100㎡という条件と壁面後退や北側斜線という制限により敷地の中央に四角い箱をそっと置く事とした。幸いにも敷地は角地にあり、また南側・北側からの採光は十分に確保する事ができる。南側はT字路に面し雑木林の緑が望め、北側は遠くの山々の景色を見ることができる谷戸。これらの豊かな周辺環境をいかに住宅の内部まで取り込むかを考えた。                周辺への視界が開ける様に、家族の生活の中心となるリビング・ダイニング・キッチンを2階に配置し、1階は水廻りと寝室とした。2階のリビング・ダイニングは北側斜線の制限一杯の天井高を確保し、リビング上部には、ダイニング・キッチンと空間的に繋がる子供たちのためのロフトを設けた。1階の水廻りと畳敷きの寝室の間は玄関から繋がる土間(ゆったりとした廊下)とし、異なる機能を持った諸室を繋げつつも空間としては一体となる中間的な場所とする。                                        2階北側部分の斜線制限により高さが抑えられる部分にハイサイドライトを設け、北側の景色を眺められる屋上とした。外装は黒のガルバリウム鋼板小波板を採用する事で経済的にもまた周辺住宅との調和にも配慮した。内装は柱や梁の構造体をできるだけ現しにし、床には杉のフローリング、壁はラワン合板で仕上げる事によって温かみのある木に囲まれた内部空間となっている。晴れた日にはハイサイドライトと南バルコニーからの光と風で建物の中は満たされ周辺の環境と一体となって自然の中にいる様な感覚となる。限られた予算の中で出来るだけシンプルなキューブを配置し、法的制限によるボリュームのズレから生じる景観、光と風を積極的に建物内部に採り込んだ小さくても表情豊かな住宅となった。