主要用途：住宅で事務所を兼ねるもの
所在地　：秋田県秋田市
敷地面積：1790.05㎡
延床面積：212.16㎡
規模　　：地上2階
構造　　：木造
設計担当：中山剛　岡田秀吉
構造設計：坂根構造デザイン
設備設計：－
設計期間：2015.09－2016.02
施工期間：2016.04－2016.09

代々手入れされてきた庭園と前面道路に挟まれた細長い敷地に、隣接する医院の事務室を併設した住宅である。両親と成人した子供３人が帰省時に過ごせるそれぞれの個室が要望だった。

西の道路側と北の駐車場側には最小限の開口部として水廻りを配置し、東の庭園側にデッキテラスをもつ大きな開口部のある居室を計画した。

南側は医院の駐車スペースをできるだけ確保しつつ坪庭を設けて玄関脇の和室とする。襖を開け放てばリビングダイニングと一体の広がりのある居住空間となり、襖を閉じて客間として使う時のために仏壇置場にはスライド式収納扉を設けた。天井は秋田杉縁甲板貼。

車の通りも多い前面道路の接しているため、外観は住宅としての生活感を消し去るようにガルバリウム鋼板の平葺きでモノトーンな表情としている。