箱根強羅の自然溢れる傾斜地に建つ和風旅館「強羅花壇」の改修。 1989年の全面改築以来、ほぼ毎年内部のリニューアルを続けている。
2007年は、「葵の間」を三の間構成の貴賓室とし、共用部化粧室まわりのデザインを一新。
 
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1989年、箱根強羅の30mの高低差のある傾斜地、中央に位置する「旧閑院宮別邸(昭和5年建築、ハーフティンバー様式)」を復元保存、木造平屋の離れ5室を改修しながら全面改築を行った。宿泊客以外にも開放される懐石レストラン(「懐石花壇」)としてリニューアルされた旧閑院宮別邸を基点に120mの柱廊を箱根登山鉄道に並行に設ける。そこに面してフロント、ロビー、売店、ラウンジ、大浴場、離れ(現在はスパ)、客室や宴会場、会議室、プールへのEVホールなどを位置させ、全ての施設の行き来に柱廊を通る構成とした。
 

旧閑院宮別邸を正面にアプローチし、その横の数奇屋門をくぐり玄関露地へ。その時点ではがけ下にある建物は全く見えない。そして玄関を入った瞬間に柱廊の奥行きが全て見渡せ、来訪者はその後滞在する間何度となくそこを通り箱根の自然と呼応するさまざまな場面を記憶にとどめることになる。いぶし瓦の床、漆喰調の壁、白砂利敷、石畳の水路、格天井、木製格子、和紙入ガラスなど和の伝統的な素材を現代の空間に生かしつつ、最新のホスピタリティーを兼ね備えた施設として、時代を先取りするべくリニューアルを続けている。
 
 

2007年には、大文字山を望む「葵の間」を、畳ベッドの寝室をもつ三の間構成の貴賓室とした。同時に共用部化粧室まわりのデザインを一新。
 
 
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