シンプルな切妻屋根のワンルーム。
南北に抜ける筒状の空間とし、冬暖かく夏涼しい、風が通り抜け、視界の開けた空間を目指した。
東西の壁側に水周り、収納等の機能を集約。南北を軸としたワンルーム空間は、高齢者に安全で合理的な暮らしの器となる。
 
>詳細を読む

所在地 秋田県秋田市
主要用途 専用住宅
   
地域地区 第2種住居専用地域
   
設計期間 2009年7月〜2010年3月
施工期間 2010年3月〜2010年6月
   
敷地面積 179.00 u 54.14    
延床面積 59.63 u 18.03    
             
規模 地上1階
構造 木造(在来工法)
   
特徴 高齢者住宅、ワンルーム住居、高天井、小屋組現し

 
シンプルな切妻屋根のワンルーム。
 
南と北の面にできるだけ大きな開口を確保して、冬場の太陽光を奥深く採り入れ、風が通り抜け、視界の開けた空間を目指した。
 
木の小屋組の架構は室内に現しとし、天井高を確保すると共に、室内に微妙な陰影を演出する。
 
西側の壁にキッチン、洗濯、収納等の機能を集約し、珪藻土の薄紫の独立壁で仕切られた東側をプライベートスペースとした。トイレ、浴室以外は扉のない、まさにバリアフリーの南北軸のワンルーム空間は、高齢者に安全で合理的な暮らしの器となる。
 
トイレも含め、全スペースに床暖房を敷設し、温度のバリアフリーも実現している。
 
アプローチは階段と真砂土舗装のスロープを併設。夏の陽射しを遮るように南に大きく張り出した庇の下のウッドデッキへアプローチし、木の開き戸の玄関あるいは引き違いのテラス窓から室内に段差なく入ることができる。
 
分棟型の福祉施設、グループホームではなくグループハウジング、マンション型の有料老人ホームではなく戸建老人集住体、特に地方の土地に余裕のある地域での接地戸建型の施設計画におけるプロトタイプにもなるのではないかと考えている。